【経済メモランダム01:政府による予算執行の仕訳】政府が1億円で公共事業を橋本建設に発注する際、政府は日銀にしか口座がなく、橋本建設は三和銀行にしか口座が無いので日銀が間に入る。日銀は日銀の政府預金口座から三和銀行の日銀当座預金口座に1億円を移し替え、三和銀行はその1億円を橋本建設の口座に入金する。間違いやすいのはこの時の仕訳で、下図赤枠のように、最終的には三和銀行の日銀当座預金と橋本建設の三和銀行預金口座にそれぞれ1億円ずつが残る。つまり三和銀行が政府から日銀当座預金口座に1億円を受け取り、それを自行の橋本建設の口座に入金しても、三和銀行の日銀当座預金から1億円が減るわけでは無い。しかしこれは合計で2億円になったという意味では無い。ここも間違いやすいところだが、例えば橋本建設が三和銀行の口座の1億円を引き出せば、その時に三和銀行の日銀当座預金の1億円がなくなる。これも雑な説明だが。要は橋本建設の引き出しに備えて三和銀行の日銀当座預金に1億円が供給されてるということ。
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