2024年4月3日水曜日

紺谷典子 平成経済20年史 2008



紺谷 典子(こんや ふみこ、1944年9月3日 - )は、日本エコノミスト東京都出身。専門は数量経済学、証券経済学、企業金融論[1]

来歴

著書

単著

  • 『平成経済20年史』(幻冬舎 2008年)

共著

連載

脚注

  1. a b c d e f g 痛快! 校友インタビュー (財)日本証券経済研究所主任研究員 紺谷典子さん」『新鐘』No.65 早稲田に聞け!「経済」、早稲田大学、2002年1月10日、2014年11月4日閲覧
  2. a b 『平成経済20年史』(幻冬舎 2008年) 著者略歴
  3. ^ “国民新党、新人4人を新たに公認”YOMIURI ONLINE (読売新聞). (2005年8月25日) 2015年12月18日閲覧。

平成経済20年史 (幻冬舎新書 こ 9-1) 新書 – 2008/11/30 

2012年8月30日に日本でレビュー済み
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この本を読むとよくわかります。
日銀、財務省、小泉竹中構造改革による「失われた20年」であることが。間違いを認めたくないがために間違いを重ねるのである。

小泉政権以来、公共事業は減らされ続けているのに政府の借金は増える一方です。このことから、公共事業が政府の借金を増やしているというのは完全なミスリードであることが明白です。

この本はその時々に新聞で報道されたことを一冊の本にまとめてあるものですので、この20年間の日本の政治経済の流れを一冊の本で知ることができることに価値があります。ですから★を一つしかつけていないレビューの批判は的外れなものです。
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2014年5月7日に日本でレビュー済み
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解りやすかった。紺屋さんの本は図書館で読み、熟読、再読したい本を購入しています。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年9月20日に日本でレビュー済み
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永久保存版ですね。

文学部出身者である筆者が、ケインズ経済学に
汚され、役に立たない経済を見事に解きほぐしています。

経済は理論より実態を重視すべきでしょうね。
いかさま経済はもううんざりです。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年11月16日に日本でレビュー済み
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庶民の立場で、政府や日銀の経済政策に持っていた疑問を明快に解説してくれている。
たとえば、バブル崩壊時に急激に株が下がり続けているのに、なぜ日銀はこれでもか、これでもかとばかりに金利を上げ続けたのか。しかも、マスコミは当時の三重野日銀総裁を「平成の鬼平」などと言って持ち上げ続けた不思議。
長く続いた小泉政権時代に「国民にも痛みを分かち合ってもらいたい」と称して数々の経済改革(実は改悪)を打ったが、それに比例するように個人商店(たとえば酒屋、町の薬屋を見よ)は廃業に追い込まれ、タクシー運転手の収入は激減した。メガバンクも統合されて、多くのホワイトカラー失業者をだした。小泉・竹中ラインの改革は、実はアメリカの金融資本が日本に入りやすくするための改革で、ハゲタカファンドの跳梁をほしいままにした。しかも、マスコミはいまだに無責任な小泉純一郎を名宰相としてもちあげつづけている。
こんな、庶民の感覚を明快に文章にして解説してくれた本書の功績は大きい。
惜しむらくは、論旨が記述式で、参考出典、経済統計などの実証的裏づけがほとんど記載されていないことだ。
また、混合診療についても(保険外診療について)「患者はすでに必要な保険外診療を受けており、しかもその多くが医療機関の負担で無料提供されている」など事実誤認と思われる記述がある。著者は実証的によくしらべて書いてもらいたい。
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2009年10月7日に日本でレビュー済み
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ボリューム的にも内容も極めて濃い本だ。
自民党、特に小泉・竹中コンビが行ない、国民生活を徹底的に破壊し外資に莫大な利益を提供した構造改革を徹底的に糾弾している。
読めば読むほど平静にしていることは難しい。悔しさとふつふつと沸き上がる怒りを押さえることが難しい、精神衛生上は非常によろしくない本だ。

まさに平成とともに始まったバブル崩壊からの20年を経済の観点で眺めたものであり、アメリカ政府によって作り出されたと言われるバブルの崩壊と不良債権処理によって企業と国民が被った甚大な損失が、実は政府や日銀の無策や意図的な逆噴射によって起こされたことなど、日本経済の衰退の真犯人を暴き出してくれる。

読んでいて腹の立つことばかりだが、中でも極めつけの外資へのサービスを紹介しよう。

リップルウッド・ホールディングスによる長銀買い取りにおいて、瑕疵担保特約というものを国との間に結んでいた。これは、譲り受けた長銀の債権が、譲渡時点の評価と比べて2割以上悪化したとき、3年以内なら売った値段で国が買い戻す、というもので、財政状況の悪い貸し先であれば、破綻させてしまえば全く損をしないで済むという有り得ない契約だ。
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2012年4月25日に日本でレビュー済み
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 無能な日銀、自己保身の財務省(旧大蔵省)、国民よりアメリカが大事な政治家。論旨は明快であり、推測の裏側には確信がある。データを一切載せていないのも、官製のそれへの不信か?比喩表現も分かり易い。たとえば、財政を1つのサイフしか持たない企業でなく、たくさんのサイフを持つ家計で説明したところなど。マスメディアから姿を消して久しい。同じ政府批判を展開しても強力な橋下徹知事には‘モミ手’をするが、弱者とみれば、排除するのか!そう言えば、破廉恥罪でテレビから消えた某著名経済評論家も強烈な政策批判を展開していたのだが・・・。
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2011年7月24日に日本でレビュー済み
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本書では今までの改革と言われた政策は財政支出の削減がほとんどであり、日本経済の衰退の元凶であると指摘する。 日本経済が立ち直る場面はいくつかあった、しかし立ち直ろうとしては叩き潰され、長期の低迷に苦しんでいる。 叩き潰したのは財務省であり、日銀であり、そして米国である、と書かれている。 自殺、倒産、失業率は高止まり、実感なき景気回復と呼ばれた小泉政権下の長期好況期、橋本政権下での金融ビッグバン、いずれも鋭い指摘にスッキリする。 大学生にぜひ読んでもらいたい一冊である
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