2024年2月12日月曜日

ガリオア、エロア資金



ガリオア、エロア資金
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columnI-9 日本の戦後復興



columnI-9 日本の戦後復興

 第2次大戦後、日本は、米国や世界銀行をはじめとする国際社会からの支援・融資を受けながら、自助努力の精神に基づき、戦禍で疲弊した国土の再建に努力しました。日本のこのような経験は、その後の日本の東アジア支援の経験に裏打ちされ、自助努力支援という日本の援助哲学の基本を形成したことはよく指摘されているところです。
米国からの救済・復興支援
 第2次世界大戦の終結当時、米国は世界で最も大きな援助供与能力を有していました。米国は占領地域に対して、ガリオア(占領地域救済政府基金: Government Appropriation for Relief in Occupied Area Fund)、エロア(占領地域経済復興基金: Economic Rehabilitation in Occupied Area Fund)という2つの基金を持っており、日本は、これらの基金から救済・復興支援を受けました。日本に対しては1946年よりガリオア基金、1949年からはエロア基金の2つを通じて合計18億ドル(現在価値で約12兆円相当、内13億ドルは無償)が供与されました。これらの見返り資金注)は通貨安定、国鉄、電気通信、電力、海運、石炭などインフラをはじめとする経済復興用低利融資の原資となりました。
世界銀行の融資
 1945年の第2次世界大戦終結に先立ち、連合国内では大戦後の世界経済のあり方と復興支援について検討が進められ、1944年7月、連合国44か国が参加し、ブレトン・ウッズ協定が締結されました。大戦で疲弊した世界経済はこの協定のもとに復興がはかられ、1945年に創設された国際通貨基金(IMF: International Monetary Fund)と国際復興開発銀行(IBRD: International Bank of Reconstruction and Development、通称世界銀行)がその中心的役割を担うこととなりました。日本は、1953年より世界銀行の借款受入を開始し、1966年までの間に、計34件、合計8億6,290億ドルの借款契約を締結しました。
 当時の日本は復興のための資金が不足しており、世界銀行の融資は戦後の日本経済発展の基礎となった重要なインフラ及び基幹産業、特に道路、電力、鉄鋼各セクターの整備に大きく貢献しました。例えば、黒部第四水力発電(黒四ダム)、愛知用水、東海道新幹線、東名・名神高速道路などは世界銀行の融資により建設されました。
 日本は1954年から援助を開始していますが、海外に援助をしながら世界銀行の借款を受け入れ、自らの経済発展の基礎を築き上げたのです。1966年の東京-静岡間高速道路へ供与を最後に、日本は世界銀行の借款から卒業し、その後は主要な援助国として成長していくことになります。日本がこれらの世界銀行の債務を完済したのは、1990年7月と、比較的最近のことです。
 日本が今日において、多様な援助形態の重要性を主張し、特に、他の援助国とは異なり、円借款という譲許的な借款という援助形態を有効に活用していることの背景には、まさに日本が世界銀行から受けた支援の有効性の経験があるわけです。

注:商品援助により被援助国が購入した商品の売却益。ここでは、ガリオア、エロア基金により購入された物資の売却益のことを指す。

ガリオア基金により開始された小学校の給食 (写真提供:共同通信社)ガリオア基金により開始された小学校の給食 (写真提供:共同通信社)

東海道新幹線開通式の様子 (写真提供:共同通信社)東海道新幹線開通式の様子 (写真提供:共同通信社)






夢にまで出てきた財務省の嘘[三橋TV第85回]三橋貴明・佐藤健志・高家望愛
2019/05/01

歴史とは合意の上に立った嘘である[三橋TV第86回]三橋貴明・佐藤健志・高家望愛
2019/05/03


財務省は隠蔽しているので基本情報は外務省から

「ガリオア・エロア資金」と「世界銀行(国際復興開発銀行)からの低利融資」
 


 戦後の日本はアメリカおよび世界銀行から、「ドル建て」の融資を現在価値にして12兆円(ガリオア・エロア資金)、6兆円(世界銀行融資)も受けていたのです。(ガリオア・エロア資金は無償も含みます。また、「ガリオア資金」と「エロア資金」と、両資金は異なる援助プログラムでした)


財務省はこの事実を意図的に隠蔽している。







 
 
GAIUS
⁦‪@Reedman8000‬⁩
ガリオア資金とエロア資金と呼ばれているドル建ての日本国政府の対外負債。知らなかった。財務省は嘘つきですね。→ 三橋TV第85回【夢にまで出てきた財務省の嘘】 youtu.be/LRI6Hpg2qrQ ⁦‪@YouTube‬⁩さんから
 
2019/05/01 10:55
 
 
https://x.com/reedman8000/status/1123405596596719622?s=61

夢にまで出てきた財務省の嘘[三橋TV第85回]三橋貴明・佐藤健志・高家望愛
2019/05/01

夢にまで出てきた財務省の嘘 | 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
2019/05/02

 さて、夢に出てきた財務省の嘘。
 
【財務省資料】戦後における我が国財政の変遷(名目額)
 
 図の通り、「財務省」は大東亜戦争敗北から昭和39年までの、「公債不発行期」について「均衡財政」と呼称し、誇っています

 その後、東京五輪後の五輪不況からの回復のために、財政法第四条で禁止されている赤字国債が特例法の下で発行されました。また、41年以降は建設国債(四条公債と呼んでいます)が発行され、三木内閣時にまたもや赤字国債発行。特例公債と四条公債が同時に発行される状況が続き、財政破綻のリスクは高まっていった、というのが財務省の見解です(嘘ですが)。

 凄いですね。昭和40年から現代まで、財務省は「不均衡財政」と呼び、どれだけ危機が深刻化しているかを全面アピールしているわけです。

 が、
 が、
 が、
 が、ちょっと待て? 昭和39年と言えば、東京五輪の年。日本は高度成長期、五輪に向けて東海道新幹線、東名自動車道などの交通インフラ、黒部第四ダムに代表される電力インフラなど、全国で大々的なインフラ整備を行いました。つまりは、公共投資が最も拡大した時期が、まさに東京五輪「「前」」なのです。

 インフラ整備をガンガンにやっていた五輪前、建設国債を発行していないって、それマジか? ならば、どうやってインフラ整備をしたというのだろうか。

 答えが、佐藤先生が解説してくれた「ガリオア・エロア資金」と「世界銀行(国際復興開発銀行)からの低利融資」でございます。
 
 何と、戦後の日本はアメリカおよび世界銀行から、「ドル建て」の融資を現在価値にして12兆円(ガリオア・エロア資金)、6兆円(世界銀行融資)も受けていたのです。(ガリオア・エロア資金は無償も含みます。また、「ガリオア資金」と「エロア資金」と、両資金は異なる援助プログラムでした)

 何しろ、ドル建ての巨額「国の借金」でございますから、当時は冗談でも何でもなく「日本の財政破綻」はあり得たのです。

 世界銀行からの融資を返済し終わったのが90年です。それまでは、確かに日本の「財政破綻(政府の負債のデフォルト)」のリスクはゼロではなかった。(その後はゼロ)

 特に、戦後から五輪まで、財務省が「均衡財政」と呼んでいる時期こそが、日本の財政破綻リスクが最も高かった時期なのです。何しろ、当時は「巨額の外貨建て借金」があったのです。

 外国からの融資は、特別会計で、一般会計には含まれていない。

 財務省は↑それをいいことに、五輪前は一般会計で歳入と歳出が均衡していたという(これは事実ですが)ストーリーを描き、あたかも理想時代のごとく描写しているのです(何しろ、ご丁寧に色分けまでして、「均衡財政期」は青特例公債発行期は赤で表現している)。狂っているか、嘘つきか、狂った嘘つきのいずれかでしょう。

 実際には、五輪前こそが日本の財政破綻の可能性が最も高く、その後は下がり、90年以降にゼロになったというのが真実なのです。
 ここまでウソをつくのです、財務省は。



夢にまで出てきた財務省の嘘[三橋TV第85回]三橋貴明・佐藤健志・高家望愛
2019/05/01
https://youtu.be/LRI6Hpg2qrQ

https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12458346586.html

ガリオア・エロア資金と世界銀行(国際復興開発銀行)からの低利融資

戦後の日本はアメリカおよび世界銀行から、「ドル建て」の融資を現在価値にして12兆円(ガリオア・エロア資金)、6兆円(世界銀行融資)受けていた



夢にまで出てきた財務省の嘘[三橋TV第85回]三橋貴明・佐藤健志・高家望愛
2019/05/01
https://youtu.be/LRI6Hpg2qrQ

夢にまで出てきた財務省の嘘 | 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
2019/05/02
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12458346586.html

ガリオア・エロア資金と世界銀行(国際復興開発銀行)からの低利融資

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