中国で投獄された経済学者の娘、少数民族統制の現実を証言…「ウイグル族や宗教者が収容所に」
中国で投獄され、ノーベル平和賞の候補とされる少数民族ウイグル族の経済学者イリハム・トフティ氏の娘、ジェウヘルさん(30)が16日、東京都内の在日米国大使館で行われたドキュメンタリー映画の上映会に参加し、中国政府が統制を強める少数民族に関心を持つよう呼びかけた。
中国でウイグル族の地位向上を訴えたトフティ氏は、2014年に国家分裂罪で無期懲役判決を受けた。米国在住のジェウヘルさんは抑圧されるウイグル族を描いた映画「All Static & Noise 耳障りな者たち」(23年公開)に出演し、トフティ氏が13年、北京の空港で米国への出国を阻止された状況などを証言した。
ジェウヘルさんは上映会で、「中国では、高等教育を受け影響力のあるウイグル族やイスラム教の宗教者が社会への脅威とみなされ収容所に送られている」と述べ、「日本人に現状を知ってほしい」と訴えた。
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