ノーベル経済学賞にアセモグル氏ら米の3教授
スウェーデンの王立科学アカデミーは14日、2024年のノーベル経済学賞を、米マサチューセッツ工科大(MIT)のダロン・アセモグル教授(57)ら米研究者3氏に授与すると発表した。授賞理由は「どのように社会制度が形成され、国家の繁栄に影響を与えるかの研究」。
アセモグル氏はトルコ出身で、政治経済学や経済発展などを幅広く研究。ノーベル経済学賞に最も近いといわれるジョン・ベイツ・クラーク賞を05年に受賞した。
同時に授賞が決まった米シカゴ大教授のジェームズ・ロビンソン氏との共著に、国家制度の在り方が経済発展に影響すると主張した「国家はなぜ衰退するのか」がある。
他に授賞が決まったのは、MIT教授のサイモン・ジョンソン氏。
授賞式は12月10日にスウェーデンで開かれる。賞金は1100万クローナ(約1億5千万円)。ノーベル経済学賞の受賞者はこれまで欧米の経済学者が大部分を占め、日本人はいない。(共同)
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