2024年3月19日火曜日

Amazon.co.jp: 失われたミカドの秘紋: エルサレムからヤマトへ 「漢字」がすべてを語りだす! eBook : 加治将一: Kindleストア


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ユダヤに日本

8 件のカスタマーレビュー
古代史ものとして面白い
歴史ミステリーものとして面白かった。小説の体はあるが、どちらかといえば歴史解釈がメインで、小説部分は半分以下。そのつもりで読めばひとつの解釈として楽しめた。

概要としては、ユーラシア大陸のシルクロードの東端である日本という構図を広く見れば、ユダヤ・キリスト教的ものは中国から日本に到達していたはずであること(当時はそのような名称が意識されずに思想としてのみ存在したこと)、それらは仏教や儒教にも影響を与えたこと(むしろ一部のそれは、ユダヤ・キリスト教そのものであること)、漢字もその中で作られたこと、東端の日本にいる人はそれらの人種のごった煮であること、一例を上げればローマ・中国・日本は一直線であることなどんど。

国、国境、宗教名などを引っ剥がして鳥瞰してみたときに浮かび上がってくる面白さ。

残念なところは、範囲が広すぎて、小説として楽しむことが難しいこと。前半では焦点が当てられていた天皇制について、どこかフェードアウトさせてしまった印象がある。それを止揚して論じているともいえるが、文化の混在についてある程度前提認識があると、三井が秦人という話ではどうも読後感が悪い。

朝鮮と倭のあたりはなかなか読み応えがあったので、この濃さあたりが好みでした。
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漢民族は存在したのか
漢,宋、明は漢民族王朝とされている。 劉邦の顔貌からは彼の出身はツングース系騎馬民族という。 宋は鮮卑族で明は抗モンゴール連合で創建された。 DNAからも漢民族は特徴つけられないという。 漢は突厥の力を借りて建国し、宋は契丹の力で建国できた。 中原に住んでいた部族を漢民族と呼ぶが彼らは未開の蛮族で草原を駆け巡り先取の文化や武器に慣れていた騎馬民族の敵ではなかった。 毎年膨大な貢物を得て逆朝貢貿易を行っていた。 朝貢していたのは中国王朝である。 中国を実質的に支配していたのは漢民族ではなく草原の騎馬民族である。 中国大陸は彼等の遊び場であった。 秦人は韓国で秦韓を作り日本に渡来してからは秦氏としてユダヤ教や原始キリスト教や景教を伝える。 木島神社の三角鳥居はユダヤ教の神を表し三井家の象徴でもある。 新羅の初代8王は日本人であり出雲王朝と親密な関係があったとみられる。 ㇲサノウも新羅から出雲に来ている。 女媧と伏羲はコンパスと直角定規を持ちフリーメイソンの原型という。 女媧は月とカエル、伏羲は太陽とカラスがシンボルでこれらは天皇のシンボルでもある。 三皇五帝の時代から中、韓、日は密接な人的交流があったとみられる。
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右脳と左脳をフル活用し深く解析された歴史救済の書
大きな歴史の真実を架空の歴史作家・望月真司が暴く、小説仕立ての歴史救済の良書です。

大東亜戦争に対する東京裁判で明らかなように、歴史とは勝者による言わば捏造。
本書主人公・望月の姿を借りた作家・加治将一さんが暴く真の歴史の真贋は読者に委ねるとしても、気づきの多い読み応え満点の歴史解析小説です。

以下の文中抜粋に興味を持たれた方は、ぜひご自身でもご一読ください。

・文字は神の意思。大王・支配者が独占し、神事の道具であった。
 (ヨハネ福音書・・・はじめに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神であった。)
 (旧約聖書 詩篇・・・主が言うとそうなり、主の言葉が造り、主が命じると全てが現れた。)

・紀元前551年生の孔子は当時中国まで到達していた旧約聖書から漢字を創り、ユダヤ教から儒教を創った。
 (堯・中国最初の王の名は土+儿(足=人)。つまり、神に土から創られたアダム)

 (禁・善悪の知恵の木から食べては行けないと神に示されていた=禁じられていた)

 (裸・イチジク(果)の葉という衣を纏ったイヴ)
 (船・ノアの方舟は、舟に八つの口、即ちノア夫妻と3人の息子とその妻たち8名が乗っていた)

・燕の昭王の時代の諺『まず隗(かい)より始めよ』(池田整治さん勉強会メッセージ)

・スサノオは牛を祀っていた渡来系のボス。食の支配者。稲荷神社はその勢力の名残。

・秦の始皇帝(初めての皇=白い王。人種がこれまでの王と違った)が文字を初めて統一した。

・古代チャイナは現代チャイナと人種構成が違っていた。

・97年、後漢が甘英をローマに派遣。

・キリストとユダ・トマスは双子であった。(1945年に発見されたトマスの福音書より)

・美しすぎる歴史ほど怪しい。新羅系の大海人(天武天皇)は百済系の天智天皇の正当なる後継者・弘文応を暗殺し、嘘の血脈を事実を織り交ぜながら日本書紀で作りあげ、その時、倭から日本となった。

・唐時代の大秦景教流行碑が現存。当時、キリスト教ネストリウス派が唐で大流行していた。

・空海は中国の西明寺でキリスト教と関係があった般若三蔵に師事し、キリスト教を知っていた。

・秦氏は聖徳太子のスポンサーで、事実上平安京を造った一族であり、景教徒つまりキリスト教徒。三位一体を信じ、太秦の木島神社に三角鳥居を設置し、そこには洗礼の場所まである。

・向島の秦氏ゆかりの三角鳥居を持つ三囲神社は三井家の神社。

・倭・大倭(ヤマト)・日本、王権の大変化と共に国名が変わるがヤマトという言葉は今も残る。ヤマトはイエスが話していたアラム語のヤー・ウマト。ヤはヤーウェーのヤで神。ウマトは民。つまり神の民。

・三種の神器があるのはユダヤ日本だけ。

・アーメンが阿弥となり、ジュダ(ユダヤ)教が浄土教になった。

・頭が良いのに深く考えないのは日本人の特徴。学者の多くは情報を処理するだけで何も考えていない。

・良心は自分の不道徳さに苦痛を与える。
 (これは、天皇と人民の断絶を図る宮内庁に対する主人公の言葉ですが、私は逆説的に、弱くて未成熟なにんげんである我々は、互いに許し、許され、愛し、愛されることが必要だというメッセージに感じた良きシンクロでした)
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驚いた!一気に読みました。
①チャイナ語を自学自習で3年。②そしてチャイナへ足掛け3年。③50代に週一夜、カトリック教会へ半年。 ④父親は論語が好きでした。 この本は私に読ませている本だと、、思う。 イスラエル、ユダヤ教の人が日本に来れば彼らはすぐ理解できると考えます。
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ちょっと違和感
シリーズ化して、これが三作目。

作風が徐々に固まり、古代ユダヤに日本のルーツを求めるスケール感は大きかった。ただ、前半の古代チャイナの成り立ちを追う所は面白いのだが、後半の古代ユダヤの言語と日本の成り立ちを推理する部分は、今ひとつ強引さが目立つ気がする。一つの資料をあらゆる角度から検証していった「幕末維新の暗号」の方が、ミステリーを解いていく面白さと同時に、真摯に歴史と向き合っている姿勢があるだけに、できない相談じゃないのだが…。

主人公望月のキャラが少し変わって、「相棒」の右京ような口調になったのがなかなか慣れなかった。根拠なき権威に対して立ち向かう「まつろわぬ作家」を描くには、ちょっと迫力不足かも。
古代の歴史を見つめる新しい観点の定義を 小説と言う形で エグリ出す 秀逸。
日本の古代史を学ぶ上で、従来からある、単に中国や朝鮮半島からの影響と言う狭隘的な観点ではなく、ユーラシア大陸の時代の流れの中で、政治(特に遊牧民族)や 宗教(ユダヤ教・キリスト教・ゾロアスター教等の影響を受けた仏教) 更には 漢字の発生とその活用を 小説という形を取りながらも、新しい観点から、歴史的事実をえぐり出すという 痛快な筆致は、中身に吸い込まれる。是非 一読を薦める。
読書の愉しみを味わいました
 加治将一さんの歴史小説は、独自の調査に基づいた思いがけない視点を提供してくれるところが魅力です。
 思いがけない視点に驚くだけでも楽しいことですが、それだけではなく、言われてみれば「なるほど、そうかも」と思えるだけの根拠も示してくれていて、読者は地味な資料の読み込みをすることなく、小説を楽しみながら新しい歴史の見方を獲得することができます。
 『舞い降りた皇』でもやわらかな発想で興味をかき立ててくださいましたが、この新刊では漢字と聖書を結びつけるという大胆な発想です。
 聞いた時には「えっ!?」と思いますが、確かに大陸は騎馬民族の庭のようなもの。人種も民族もごちゃまぜの猥雑な古代の姿を目に浮かべるのは難しいことではありません。
 『騎馬民族国家』が出版された時には、随分物議をかもしたようですが、「あり得ない」ということのほうが不自然な気がします。
 そして、そんな日本民族の重層性を大陸と結びつけ、わかりやすく示してくださった『舞い降りた皇』から一歩進んで、本書では当然の成り行きの如く、地続きだったユダヤとの関連が語られ・・・というワクワクする展開です。
 壮大なストーリーだけでも面白いのですが、登場人物たちがまた魅力的ですね。望月先生を支援するナゾの実業家に興味津々。自作でも登場してくれるかな?
天皇家の由来の仮説の一つではあるが
皇室の由来、国家神道のもとをユダヤ民族と繋げて論じる仮説がある。本書もそれを踏襲しているが、途中で中国・西域を挟んでいるのが新鮮か。小説の形をとっているため、荒唐無稽な感じが緩和されるが、これは論として出すには日本ではまだ抵抗が多いのだろうか(著者はそれを示唆しているが)。

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