アイク&ティナ・ターナー「River Deep - Mountain High」
https://www.amazon.co.jp/River-Deep-Ike-Turner-Tina/dp/B0000074LE
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一連の60年代初期のフィレス時代のフィル・スペクターの曲がリマスターで出て、このアイク&ティナ・ターナーのアルバムもようやくリマスターで出ました。1987年の西ドイツ(!)CD盤と比較しても音の分離と明瞭度がしっかりしていてリマスターの効果が出ています。デジパックもので西ドイツ盤と同じ内容のライナーノーツが載っています。(このレビューは2011年発売のHip-O Select盤のものです。)
プロデューサーの名義は「フィル・スペクター」になっているアルバムですが、ウォール・オブ・サウンドらしい曲はトラック1、3、6、7、8、10で、他は音は厚めでもR&B・ソウル色が強い曲です。アイク・ターナーの気配を全く感じないものと、昔のスー時代のヒット曲の再演でアイクが明らかにからんでいるのとが同居しているので、フィルとアイクとの妥協の産物と言ってよいような、全体的にはまとまってなくて妙な感じです。それでもティナの全身全霊の歌声にこたえるかのようにフィル・スペクターの音作りもこれまでの集大成を出し切るような精魂が込められたこのタイトル曲は、それだけでも聞く価値があるものです。オーケストラを使った短い曲でこの上なく刺激的に仕上がった、まばゆい輝きそのものです。他の曲ではやはりウォール・オブ・サウンドらしい曲がより興味を惹きます。
プロデューサーの名義は「フィル・スペクター」になっているアルバムですが、ウォール・オブ・サウンドらしい曲はトラック1、3、6、7、8、10で、他は音は厚めでもR&B・ソウル色が強い曲です。アイク・ターナーの気配を全く感じないものと、昔のスー時代のヒット曲の再演でアイクが明らかにからんでいるのとが同居しているので、フィルとアイクとの妥協の産物と言ってよいような、全体的にはまとまってなくて妙な感じです。それでもティナの全身全霊の歌声にこたえるかのようにフィル・スペクターの音作りもこれまでの集大成を出し切るような精魂が込められたこのタイトル曲は、それだけでも聞く価値があるものです。オーケストラを使った短い曲でこの上なく刺激的に仕上がった、まばゆい輝きそのものです。他の曲ではやはりウォール・オブ・サウンドらしい曲がより興味を惹きます。
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